こんにちは。事件簿（@jikenbo_yutaka）です。
書評ブログ第２弾やっていきます。
今回読んだ本はコチラ。
『コピーライターじゃなくても知っておきたい心をつかむ超言葉術』
です。
ジャンルは「ビジネス実用」になります。（アマゾン調べ）
と思ったあなた。
今やTwitterやInstagramやYouTubeで誰でも情報発信が出来る時代。
情報発信には「言葉」を使いますよね？
こんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
そんな悩みにも本書は答えてくれます。
誰しも言葉に触れない日はないと思います。
本書はタイトル通りコピーライターだけでなく、「言葉に触れる人間なら」一度は読むべき一冊と言えるでしょう。
目次
本書で得られる気づきは？
これだけは覚えてって
普段何気なく使っている「言葉」をボク達は上手く使えているのか？
自分は「伝えたつもり」でも相手には「伝わってない」かも。
これです。
例えば、あなたと他１０人に「自己紹介してください」とお願いしたとします。
あなたならどんな自己紹介をしますか？
名前、性別、年齢、職業、趣味など、履歴書ですか？と言いたくなるような「味気ない自己紹介」で終わってしまう人も多いのではないでしょうか。
苗字や名前に特徴があればまだ救われますが、これでは「あの人誰だっけ？」となるのは目に見えてますよね。
と言いたい方もいるでしょう。
「難しい」と感じたあなた。
それでいいんです。
今、気付けたあなたに続きを読んでいただきたい。
「言葉の力」を再認識する機会を得た今こそ「成長のチャンス」です。
著者紹介
阿部広太郎
あべ・こうたろう
1986年3月7日生まれ。埼玉県出身。
中学3年生からアメリカンフットボールをはじめ、
高校・大学と計8年間続ける。
慶應義塾大学経済学部卒業後の2008年、電通入社。
人事局に配属されるも、クリエーティブ試験を突破し、
入社2年目からコピーライターとして活動を開始。
「今でしょ！」が話題になった東進ハイスクールのCM
「生徒への檄文」篇の制作に携わる。
その他にも、尾崎世界観率いるクリープハイプが
フリーマガジン「R25」とコラボしてつくったテーマソング
「二十九、三十」の企画。松居大悟監督による映画
「アイスと雨音」、「君が君で君だ」のプロデュース。
ソーシャルエンターテインメントの「ダイアログ」シリーズの
クリエーティブディレクション。作詞家として「向井太一」や
「さくらしめじ」に詞を提供。自らの仕事を「言葉の企画」と
定義し、映画、テレビ、音楽、イベントなど、
エンタメ領域からソーシャル領域まで越境しながら
取り組んでいる。2015年より、BUKATSUDO講座
「企画でメシを食っていく」を主宰。著書に
『待っていても、はじまらない。ー潔く前に進め』（弘文堂）。
Twitter：@KotaroA【コピーライターじゃなくても知っておきたい心をつかむ超言葉術 ダイヤモンド社】
著者が電通の人事部からコピーライターになろうと思ったきっかけは、アメフトで経験した「観客との一体感」を仕事に出来る。
「世の中との一体感」を作れるのがコピーライターなのではないか？」と思ったことが始まりだったと言っています。
そして、コピーライターとなった著者は「世の中との一体感」を作り出すべく様々な事にチャレンジしているからこそ、素晴らしい実績を積み上げ続けているのだと思います。
コピーライターの枠を飛び越えて活躍する阿部広太郎さんの動きは要チェックです。
超言葉術って何？
いいえ、違います。
その答えは「エール」です。
本書には様々な「言葉術」が記されています。
目次紹介
- 第1章〜 自己紹介をしてみよう
- 第2章〜 言葉の正体
- 第3章〜 言葉に矢印を込めよう
- 第4章〜 感動屋になろう
- 第5章〜 名付けの力
- 第6章〜 SNSで発信しよう
- 第7章〜 企画書はラブレターだ
これらの言葉術を学んだ上で、あなたに言葉術を「超えていって欲しい」という思いを込めて、「超言葉術」なんだと。
この真相が「あとがき」に書かれているのを見た瞬間、ボクの胸は「ぐっ」と掴まれました。
本の概要【トンネルの出口は絶景です】
概要
- タイトル
コピーライターじゃなくても知っておきたい心をつかむ超言葉術
- 著者
阿部広太郎
- 出版社
ダイヤモンド社
- 発売日
2020年3月5日
著者が主宰する「企画でメシを食っていく」略して『企画メシ』で、ご自身が講師も務める講座「言葉の企画」をベースにして生まれたのが本書です。
企画メシとは？
企画とは、面白いことを企むこと。世の中を楽しくすること。企画力がある者はきっと、どこの業界でも楽しく生き抜いていけるはず。企画する力をはぐくみながら、仲間を見つけられる場をつくりたい。その思いのもと、毎回のテーマごとにお招きしたゲスト講師にお話を伺っていきます。
本書で著者はこう述べます。
文章を読み進めていくのはトンネルに入り、明かりを頼りにしながら進んでいくのに似ている。
出口にどんな感情の景色を用意するか。書くからには絶景でありたい。
こんなこと考える人が書く本が面白くないはずがないですよね。
トンネルの入り口はこう。
「I LOVE YOU」の訳し方。今のあなたなら何と訳しますか？
もう「ぐっ」と心を掴まれた方もいるのでは？
ボクも心を掴まれてツイートしました。
【今のあなたはどう訳しますか？】
「 I LOVE YOU 」
英語の教師をしていた夏目漱石は
「月が綺麗ですね」とでも訳しておけ。と言った都市伝説があるそう愛と無関係な人はいない。
恋愛、親子、夫婦、友情、
あなたの中にきっとある。ボクはこう訳そう
— 事件簿@副業で生活を豊かに (@jikenbo_yutaka) October 11, 2020
トンネルの道中は、驚きの果汁がたっぷりのドリンクをどうぞ。
ドリンクメニュー
- 受講生（企画生）のアイデア溢れる資料が見れる
- ビジネスで実際に使った企画書まで公開
著者の渡してくれる「暖かい明かり」はあなたの心を優しく照らしてくれます。
そして最後に見える景色は、もうお分かりですよね？
ボクに刺さった「言葉術」を３つ紹介
自称、根っからの感動屋のボクが「これは刺さった」という言葉術を解説しながら紹介していきます。
文字だけが言葉じゃない
言葉と聞いたら普通は「文字」「話」「歌」ぐらいを思い浮かべるのではないでしょうか。
著者もその中の一人でした。
この「文字だけが言葉じゃない」という言葉は、著者が「自分の常識の狭さ」を思い知った体験談からきています。
詳細はコチラ。
【文字だけが言葉じゃない】
書く言葉
話す言葉
歌う言葉だけじゃない。体の言葉
手の言葉
顔の言葉
パソコンの言葉
ダンスの言葉
映像の言葉
写真の言葉心におもうことを、相手に伝える手段のすべてが言葉だ。
— 事件簿@副業で生活を豊かに (@jikenbo_yutaka) October 12, 2020
著者の体験を知ったボクも自分の常識の狭さを思い知り、みんなにシェアしなければとツイートしました。
ボク達は、五体満足でいるからこその「慢心」が必ずある。
慢心を調べてみた
心の中で自分のことを自慢すること。おごり高ぶる心。
ボク達はもっと感性を高めるべきだと思わせてくれた言葉でした。
光の当て方で輝き方が変わる
この考え方は憶えておいて損はしないはず。
「ピンチはチャンス」というフレーズは誰しも聞いたことがあると思います。
これは「ピンチ」も言い換えれば「チャンス」という意味合いですよね。
この「言い換え」を上手く使う事で「どんなものでも」輝くんだ！という考え方です。
では、こんなのはどうでしょう。
本書から引用
- 雨が降る→虹が見られる
- 好きな人にフラれた→心の痛みがわかる人になる
- 人の少ない街→閑静な住宅街
このように、ネガティブなことも「言い換える」事で、いくらでもポジティブになります。
最近ボクは庭で畑をしているので、「雨が降る→水やりしなくて済む」となります。笑
あなたの身近にある「嫌な事」も言い換えてみると面白いかもですね。
書くWritingであり、光を当てるLightingでもある。
是非ともあなたの引き出しに入れておいてください。
長所も短所も、意識して把握する
誰しも「長所」と「短所」があります。
相手の短所が一部でも見えてしまうと、短所ばかりが目に付くなんてこともしばしばありますよね。
著者はこう述べています。
全てが完璧な存在なんてこの世に存在しない。良いところも悪いところもあるその波が「魅力」であり「らしさ」なのだ。
完璧な存在なんてこの世に存在しない。
これを深掘りすると、Aさんが「あの人は完璧だ」と言ったとします。
けどそれは、Aさんの観点であり、Bさんの観点では完璧とはならないかもしれないですよね。
このように、完璧という概念は「正解がない」と言えます。
更に、「長所と短所」という考え方で遊んでみましょう。
有名人はその業界のトップであると仮定して、その人達と何をしたら勝てるか？
有名人といざ尋常に勝負！
勝てるかもしれないを考えてみる
- 室伏広治にも似顔絵バトルなら勝てるかもしれない
- ジャニーズ嵐にも大食い勝負なら勝てるかもしれない
- ピカソにもハンマー投げなら勝てるかもしれない
こんな感じですかね。（発想力に難あり笑）
あなたなら誰と勝負しますか？確実に勝てる相手は見つかるはず。
長所も短所も意識して把握すれば、生かすも殺すも自分次第です。
弱点を突くことも出来るし、長所を更に伸ばして突き抜けることだって出来るはず。
この「意識して把握する」という視点も是非とも取り入れたいものです。
まとめ【ボク→あなたへ】
いかがでしたか？
ボクからあなたへ伝えたかったメッセージは、
普段使っている言葉だからこそ、もう一度「言葉」について考えてみよう。
という思いでした。
この思いがちゃんと届いていれば幸いです。
あなたが「伝えたい」と思うということは、相手がいてこそのものです。
相手に伝える方法は人の数だけ、いや、それ以上にあると本書から教わりました。
本書にはボクが紹介した他にもたくさんの「言葉術」が詰まっています。
相手に伝えることの難しさと面白さを本書で体験してみてください。
最後に著者の愛ある言葉でしめくくりたいと思います。
才能があるか、ないか。それは「これまで」を見たときに出てくる言葉だろう。でも、「これから」は、どうだろう?
ボク達は「今」「ナウ」で生きています。
あなたのスポットライトを「これから」に当てて楽みながら進んでいきましょう。
終わり。
