こんにちは。事件簿(@jikenbo_yutaka)です。
今回は家庭菜園としまして、ダイコンの育成についてボクの体験を元にお話していきます。

そんな悩みにお答えしていきます。

こんな方におすすめ
- ダイコンの育成方法が知りたい方
- 家庭菜園に興味がある方
- 庭にスペースが余っている方
本記事を書いてる人
- 家庭菜園初心者
- 庭を畑にしてしまった人
- 一応、農業高校出身
- ダイコン作り成功経験あり
ダイコン作りを1度成功させてるので信頼性はあるはずです。笑
どんなダイコンを作ったのか気になる方は、ダイコン収穫編をご覧ください。
こちらもCHECK
-
-
目次
【日記】バイトは時間の無駄なのか?
2021年9月18日(土) こんにちは。事件簿(@jikenbo_yutaka)です。 事件簿ってヤツ日記なら毎日でも書ける と大口を叩いた瞬間に書かなくなったおっさんに未 ...
続きを見る
「10秒で分かる」育成のコツ
いかがでしょう?
10秒で読み切れましたか?
10秒以上かかったという方には謝罪しておきます。
さて、ボクがダイコンを育てていく中で見つけた育成のコツは「防虫ネット・水・間引き」です。
この3つのポイントを押さえておけばダイコンは楽勝で育てられます。
ここまでで「全て理解した」という方はこれ以上読む必要はありません。
「もうちょっと詳しく知りたい」という方は読み進めていってください。


間引きとは
- 状態の良いもの(株)を残して、悪いもの(株)を取り除くこと
例えるなら「面接試験」ですね。
ダイコン1株1株をじっくり観察して、こいつは期待できるという株を残していきましょう。


その答えは、栄養をしっかり吸収してもらうためです。
畑やプランターの栄養は無限に溢れてくるものではありません。
畑やプランターの有限な栄養をダイコン達は奪い合う戦争をしているわけです。
お母さんが作った大皿のおかずを子供達が取り合う様子と言えば分かりやすいでしょうか?
栄養があっという間になくなってしまう絵が簡単に想像出来ますよね。
それでは全部のダイコンに栄養が行き渡らず、どれも「小ぶりなダイコン」になってしまう。
更に、密集することで病気になるリスクもある。
それらを防ぐために「間引き」が必要になってくるわけです。
ここでは間引きについて軽く説明しましたが、次項からは育成のコツをより詳しく、実際の写真付きで説明していきます。
最後まで読んでダイコン育成の手助けにして頂けたら幸いです。
ここまでのポイント
- 「虫・水・栄養」の3つを押さえれば家庭菜園は勝ち
- 間引きでダイコンにも「ソーシャルディスタンス」を
土づくりは省きます
本記事では育成の解説メインとなっているので、ここでは土づくりについては触れないです。
実際の土作りはこちらの土づくり編をご覧ください。
こちらもCHECK
-
-
【日記】バイトは時間の無駄なのか?
2021年9月18日(土) こんにちは。事件簿(@jikenbo_yutaka)です。 事件簿ってヤツ日記なら毎日でも書ける と大口を叩いた瞬間に書かなくなったおっさんに未 ...
続きを見る
防虫ネットのススメ
あなたは「無農薬野菜」と「農薬を使った野菜」どちらを食べたいですか?
そして、子供達にはどちらを食べさせたいですか?
そりゃ無農薬野菜でしょ!という方が多いのではないでしょうか。
しかし、無農薬で野菜を育てたいボク達の考えなど虫は知らないのです。
農薬を撒いていない野菜は虫達にとっては御馳走でしょう。
ワンチャン気づかれないのでは?と思う方もいるかもしれませんが、
「それは考えが甘いです」
本当に虫は昼夜問わずどこからでもやってきます。
そんな虫達から野菜を守るためにはどうすればいいのか?
そこで登場するのが「防虫ネット」です。
ここでは防虫ネットの設置方法を説明していきます。
設置に必要なもの
必要なモノ
- 防虫ネット
- 支柱
- おもり
これだけです。
全部ホームセンターで手に入ります。
防虫ネット購入する時の注意ポイントは、畑やプランターの長さと高さを測っておくということです。
防虫ネットの長さが短いと防虫効果はゼロになると思ってください。
余るぐらいでちょうどいいので心配な方は長めを購入することをオススメします。
ボクが購入したのは5mですが、ちょうど良かったです。
支柱の本数はあればあるだけ強くはなると思いますが、多くしすぎると間引き時などに邪魔になる可能性があるのである程度にしておきましょう。
おもりは今回レンガを使用しましたが、土をかぶせるだけでも十分です。
キャンプ用のペグでもいいのですが、デメリットが一つあります。
それは、穴があいてしまうことです。
なぜ穴があいたらダメなのか?
防虫ネットも安くないので繰り返し使いたいじゃないですか。
設置は簡単です
資材さえ揃えてしまえば設置は簡単です。
10分!?と思うかもしれませんが本当にそれぐらいで立っちゃいます。
要は防虫ネットが作物にぺチャ〜ンとくっつかないようにして、防虫ネットが風で飛んでいかなければよいのです。笑
簡単に流れを説明していきますね。
簡単な流れ
- 畑の両端に支柱でアーチを作る
- 1m間隔ぐらいで支柱アーチを作る
- 防虫ネット被せる
- 防虫ネットをおもりで固定する
ね?簡単でしょ?
一つづつ詳しく見ていきましょう。
step
1畑の両端に支柱でアーチを作る
作物の成長の邪魔にならない端っこを狙って「グググ」っと支柱を入れていきましょう。
耕した畑やプランターの土は柔らかいので女性でも簡単に出来ますよ。
地中に20~30cmぐらい入っていればまず風で倒れるといった心配もないでしょう。
更に強度を上げたいのであれば支柱を2本使い「クロス」させるといいです。
しかし、デメリットが一つあります。
作業する時ちょっと邪魔です。笑
step
21m間隔ぐらいで支柱アーチを作る
防虫ネットが垂れてこないようにするのが目的なので、1mぐらいで問題ないです。
垂れてくるようなら支柱を追加してやりましょう。
step
3防虫ネット被せる
ここでのポイントは端っこをどうするか?
結論、結んでおくと便利です。(結び目は軽くでいい)
そうすれば形が決まるので、固定もしやすくなり防虫ネットの着脱がラクになりますよ。
ボクは今回結ばなかったのですが、今思うと結んでおけば楽だったなというのが素直な感想です。
もちろん結ばないのもアリ。
その場合は防虫ネットに隙間が出来ないようおもり等で固定すればOKです。
あとは全体を見て防虫ネットにヨレがないか確認しましょう。
ぶっちゃけこれは自己満足の世界です。笑
全然よれていても問題ありません。
step
4防虫ネットをおもりで固定する
ここでのポイントは、着脱のしやすさを考えるということ。
間引きを3回するので、その度に防虫ネットを外す必要性が出てきます。
たかが脱着、されど脱着です。
ここでストレスはあまり抱えたくないじゃないですか?
おもり候補はこの3つ。(他にいいものがあるという方は、是非ボクに教えてください。)
それぞれボクが考えるメリット・デメリットを付け加えてます。
名称 | メリット | デメリット |
石(レンガなど) |
|
|
土 |
|
|
ペグ(何かしらの棒でもOK) |
|
|
それぞれいい面も、悪い面もあるのであなたにあったものをチョイスしてみてください。
ボクはレンガを使いました。
なぜレンガなのか?それは庭に転がってたから。笑
人間そんなもんです。(ボクだけ?)
けど、実際使ってみて大正解。
ポイント的にレンガを設置したので所々隙間が開くものの、雨の日でもそこまで手は汚れませんし、おもりの役割もきっちり果たしてくれました。
これは皆さんにも胸を張ってオススメ出来ます。
ここまでのポイント
- 必要な資材は3種類「ネット・支柱・重り」だけ
- 10分あれば立てられるほど簡単
- 物理的に虫をガードしてくれる強い味方
水やりは1日1回でいい
ダイコンだけでなく作物を育てる上で重要なのが「水」ですね。
ボク達人間も水がなければ死んでしまいます。
ダイコンもそれは同じです。
ここでは水やりについて詳しくお話していきます。

早速いい質問!
なぜ1回でいいのか?
結論、ダイコンは乾燥気味の方がよく育つらしいです。
自然の雨だけで十分という話も聞きました。(ほったらかしでOKという訳ではなく、あまり雨が降らない時は水やりが必要になってくる)
後からその情報を知ったボクはそれを知らずに毎朝たっぷり水をあげていました。
無事収穫までこじつけてからいいものの...危なかった。笑
あなたは気をつけてくださいね。
じゃあ、やり過ぎるとどうなるのか?
答えは、根腐れの原因になります。
植物は葉っぱだけでなく、根っこでも呼吸しています。
あなたは水中で呼吸できますか?
植物も一緒です。
酸素を根っこから取り込めないと根っこは死んでしまいます。
想像しただけでも拷問ですよね。
水のやり過ぎには注意しましょう。
タイミングは朝がいい
この理由もボク達人間に当てはめて考えると理解しやすいです。
ボクは年中花粉症なので、朝一番に鼻をかみます。笑
ではなく、朝一ってのど乾きませんか?
我慢出来るという方もいるでしょうが、水を出されて不快になるといった方はいないはず。
ダイコンもそうなのです。
朝めっちゃのど乾いてるんです。
そのタイミングで水をあげたらグビグビ吸収してくれるのは間違いないですよね。
発芽前はたっぷり、発芽後は控えめに
水やりの頻度についてお話します。
「たっぷり」やら「控えめ」と言っても表現が曖昧ですよね。
具体的に言うとこうなります。
メモ
- 発芽前は、毎日水をあげる
- 発芽後は、土の表面が乾いてきたら水をあげる
発芽前は、種にしっかり吸水してもらう必要があるので、毎日水やりをしましょう。
発芽後の水やりを控えめにする理由は、根腐れ防止もあるのですが、「根を深くまで伸ばしてもらう」という目的もあります。
発芽後の毎日の水やりは例えるならば、布団の周りに手を伸ばせば何でも揃っている状況を作っているのと一緒です。
それでは人間も根っこもそこから動かなくなるのは目に見えていますよね。
土にたっぷりと水を含ませてあげれば下から熱を加えない限り、下の方の土はそんなすぐには乾かないです。
土の中の水分状況を調べる方法もありますよ。
やり方は簡単!ダイコンに迷惑にならない所の土をちょっと掘り返してみましょう。
掘り返して土の色を見れば一発で水分状況が分かります。
掘っても掘ってもカリカリな状態の土と判断出来たら水をやるぐらいの感覚でいきましょう。
ダイコンだけを見るのではなく、土にもしっかりと着目して水をあげればダイコンはもっと伸びるはずです。
(ボクは毎日水あげちゃってたので次に生かします。笑)
さぁ、これで水やりの知識もバッチリ!
次は間引きについて説明していきます。
間引きは3回。それぞれのタイミングも実際の写真付きで紹介
最初に軽く説明した間引きについてお話していきます。
1本1本を大きく、しっかりしたダイコンを育てるのを目的としているのが「間引き」です。
いくら品種改良が進んでいるとはいえ、ダイコン達にも個体差はあるので弱いダイコンも出てきます。
なので間引きは基本的には元気に育っているのを残していけばいいです。
ダイコンは間引いたやつも食べれるので(農薬使った場合はNG)もったいないなどと思わずにガンガン抜いていきましょう。
間引くときに気を付けることはたった一つ!
優しく抜きましょう。
1回目のタイミングは「子葉が開いたら」
種まいてから14日目、この状態が子葉(丸っこい葉)が開いた状態ですね。
もう本葉(ギザギザの葉)が1枚出てきているのでちょっと遅いぐらいと言えるでしょう。
ボクが「間引き情報」を調べたところ、種まき後2〜3日で子葉は開くのでそのタイミングで間引けばいいそうです。
「タイミングが遅くなったー」と、そこまで神経質に考えず気楽にやっていくのがコツです。(ボクの勝手な持論)
この状態になったら3本だけ残して、あとのダイコンは抜いてしまいましょう。
まさに手のひらサイズ。
この画像のように葉っぱがちょっと傷んでたり、虫に食われているものを抜いてやればOKです。
ボクはこの段階で2本残しにしていまいました。(単なるミスです)
間引いたら意外と量がある。笑
我が家は無農薬なので、間引いたダイコンは「おひたし」で食べましたよー。
この時点で味はしっかりダイコンです。(当たり前か)
2回目のタイミングは「本葉が3枚になったら」
種まきから22日目、1回目の間引きから8日経過でこの状態まできました。
これが間引き効果なのでしょうか?というぐらい成長が早い気がします。
間引きしないバージョンも1箇所ぐらい実験してもよかったですね。
今度ダイコンを作る際は試してみます。
話を戻して、本葉が3枚出てきたタイミングで2回目の間引きをしましょう。
2本だけ残して、あとのダイコンは抜いちゃってください。
緑が鮮やかで見てるだけで気持ちがいいですね。
3回目のタイミングは「本葉が7枚になったら」
数えるの諦めた人いるでしょ?笑
もはや模様ですよね。
種まきから34日目、2回目の間引きから12日経過したところです。
間引きする前の全体像がこちら。
ダイコンの葉っぱしか見えないです。
満員電車ですか?っていうぐらいとっても密です!
早速間引いていきましょう。

が抜いた瞬間に出た感想です。笑
葉っぱもしっかりしていて食べ応えがありそう。
どんどん抜いていくと、
大量です。笑
その日の食卓は、昼も夜もダイコンの葉祭りでした。
ダイコンの葉の炒め物がかなり美味かった為、我が家の定番料理となりました。
間引いたあとの全体写真がこちら。
かなりスッキリ。
3回の間引きの中で必要性がよく分かるのが3回目じゃないでしょうか。
あんな密の状態じゃダイコン達も困るってもんです。笑
これで1箇所に1本のダイコンという状態が出来上がりました。
あとはすくすくと育ってくれることを願うばかりです。
ここまでのポイント
- 間引きは3回。
- タイミングは「子葉が開いたら」「本場が3枚」「本場が7枚」
- 残す株は3株、2株、1株
- 間引いたダイコンも美味しく食べれる(農薬未使用時のみ)
追肥は2回。間引き2回目、3回目のタイミングで行おう
最後は追肥についてお話ししていきます。
「追肥」とは書いて字のごとく「追い肥料」という意味。
畑の栄養だけで育ってくれれば手間も掛からず楽チンなのですが、ダイコンは追肥がいる野菜となります。
愛情を込めてしっかりとやっていきましょう。
しかし、やり過ぎもよくないので程々に。笑
使用する化成肥料は「オール8」と覚えよう
ボクが今回使用した肥料がこちら。
袋に「8−8−8」と数字が書いてあります。
これを略して「オール8」と言うそうです。
パチンコをする人なら「単発」と覚えてもいいかも。笑
この数字は「この肥料にはこれだけ栄養が入っていますよ」ということを言いたいわけです。
その栄養とは左から「窒素=N」「リン酸=P」「カリウム(カリ)=K」となっており、「肥料の三要素」と言われています。
それぞれどういう役割をしてくれるのかぐらい頭に入っていると化成肥料も使いやすくなると思うので説明します。
それぞれの役割を知っておこう
- 窒素(N):茎や葉の成長に必要な栄養素。「葉肥」(はごえ)ともいう
- リン酸(P):実付きや花付きなどに必要な栄養素。「実肥」(みごえ)ともいう
- カリウム(K):根の発育と細胞内の浸透圧調整に関係する栄養素。「根肥」(ねごえ)ともいう
引用:【ウィキペディア】より
調べていたボクが勉強になりました。笑
どの成分も欠かせない栄養素だと理解できたら「やり忘れる」ことがなくなるだけでなく、慣れてきたら自分なりのアレンジをしてみよう!となるかもですね。
うーん、奥深い!
- 化成肥料は植物の3大栄養素を補ってくれる
- ダイコンの場合は「オール8」でOK
追肥の量は「一握り」
手の大きさによって変わってきますが、大体「一握りで約50g」となるそうです。
1平方メートルに一握りでやっていきましょう。
そんなこと言われても分かんないって方が多いと思います。
ボクも実際そうでした。笑
分かりやすくすると「4穴単位で1握り」でOKです。(サカタのタネ ホームページより)
サカタのタネさんの記事はイラストも多く分かりやすいのでオススメです。
肥料を撒いた後は土と肥料を混ぜながら株元へ土寄せをしましょう。
間引いた後はどうしても隙間が出来てしまいダイコンがグラついてしまいます。
そのままにしているとダイコンが曲がってしまう可能性が出てくるらしいので土寄せもしっかりやっていきましょう。

ここまで作業が終わってしまえば後は収穫まで水をちょいちょいやるだけでOKです。
この育成方法でどんなダイコンが出来あがったのか気になる方はこちらもチェックしてみて下さい。
こちらもCHECK
-
-
【家庭菜園】庭で野菜を育ててみた〜ダイコン収穫編〜ネットに落ちていなかった「食べ頃サイン」教えます。
こんにちは。事件簿(@jikenbo_yutaka)です。 今回は家庭菜園日記としまして、ダイコンの収穫を終えたのでお伝えしていきます。 ミカエル君畑って聞いただけで大変そう。 結局買っ ...
続きを見る
- 化成肥料は一握り50gと覚えよう
- まく量は一握りで4株分と覚えよう
- 追肥後は軽く耕しながら株元へ土寄せしよう
まとめ
ダイコンの育成について解説していきましたがいかがでしたか?
ポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
- 防虫ネットは絶対あった方がいい
- 発芽後の水やりは毎日やらなくてもいい
- 水やりは朝1回でたっぷりとやる
- 間引きは優しくやろう
- 追肥は間引き2回目、3回目のタイミングでやる
- 土寄せするとダイコンはまっすぐ育つ
発芽後の水やりは控えめでいいというのはブログを書いている最中に知りましたが、その他のポイントを押さえていれば、ダイコン育成初心者でも1回目から立派なダイコンは育てられました。
なので、この記事を見てくださったあなたなら絶対ダイコン育成は出来ます。
ぜひダイコン育成にチャレンジしてみて下さい。
「他にもいい方法知ってるよ」という方がいらっしゃいましたら是非Twitterかコメント欄で教えていただけると幸いです。
ではでは、楽しい家庭菜園ライフを〜!
終わり。